治療終了?交通事故の治療が打ち切られる理由と対処法をふくい整骨院・整体院院長が解説

「交通事故の治療で痛みがあり、整骨院に通っていたんだけど急に治療打ち切りの連絡が来て困ってる」

「保険会社から一方的に治療打ち切りの連絡が・・・」

など、交通事故の治療を打ち切られて困っている方はいませんか?

ふくい院長

ふくい整骨院・整体院には交通事故に遭われた患者様でこのような悩みを抱えている方が多くいらっしゃいます。

そこで本記事では交通事故治療を累計200件以上してきた僕が交通事故治療を打ち切られる理由と、対処法を解説しますのでお困りの方はぜひ参考にしてみてください!

保険会社に突然治療終了と言われたら

まず重要なのは保険会社から治療費の打ち切りを打診されても、すぐに治療をやめないようにすることです。治療終了を決めるのはお医者様です。保険会社の担当者に治療費打ち切りと言われ怪我が治りきらないのに治療をやめてしまうと、適切に賠償を受けられないといったリスクが生じてしまいます。

ふくい院長

ふくい整骨院・整体院でも、保険会社に言われるがまま治療をやめてしまい、後遺症に苦しんでいる患者様がいます。

保険会社は患者様の回復度合いに関係なく、「交通事故から一定の期間が経過しているので回復しているだろう」「通院頻度が減ってきた」といった理由で治療費の打ち切りを打診してくる場合があります。

保険会社による治療費打ち切りの打診は、お医者様の意見を関係なく打ち切りにしてくることがあるので注意しましょう。

保険会社から打ち切りの打診がある場合にはお医者様に確認して、その旨を保険会社の担当者に伝えましょう。

治療終了が担当者の判断だとリスクあり

治療終了の理由が保険会社の担当判断だとリスクが高いです。

理由は、しっかり治療すれば治る怪我が治りきらなかったり、本来得られる慰謝料が減額されてしまうリスクがあるからです。

また、後遺症が残ってしまった場合後遺症認定を受けられないリスクがあります。

ふくい院長

お医者様が「完治」又は「症状固定」と言えば問題ありませんが・・・

次はそれぞれのリスクについて解説します。

早期に治療終了するリスク
  • 治るはずの怪我が治らず長引く
  • 本来得られる慰謝料がもらえない
  • 後遺症認定が受けられない

解説します。

❶治るはずの怪我が治らず長引く

保険会社は怪我の回復度合い関係なく治療の打ち切りを打診してくることがあります。

本来は治療を継続するべきなのに、治療をやめてしまうと怪我が治りきらず長引かせてしまう可能性があります。

定期的に病院を受診し、お医者様の意見を聞くようにしましょう。

❷本来得られる慰謝料がもらえない

交通事故の慰謝料のうち、入通院したら請求できる「入通院慰謝料」は、入通院の期間や日数に応じて金額が決まります。

治療費打ち切りにともない、本当は続けるべき治療を終えてしまうと、入通院期間が本来よりも短くなってしまいます。そのため、入通院慰謝料の金額が本来受け取れるはずの金額よりも少なくなるのです。

ふくい院長

過去に通院していた患者さんが治療を打ち切られ、通院慰謝料が少額になってしまったことがありました。
また本来受け取れるはずの慰謝料より少額で提示されて示談してしまったことも・・・

痛みが残っている場合はその旨お医者様に相談し、治療継続の交渉はした方が良いでしょう。

❸後遺症認定が受けられない

交通事故における後遺症認定とは、事故によって負った身体的な損傷や障害が、一定の期間を経過しても回復せずに残る状態を指します。後遺症認定は、事故による障害や損傷が一定の基準を満たす場合に、その後遺症が残ることをお医者様が認定することを意味します。

途中で治療をやめたせいで後遺症が残った場合、被害者がお医者様の指示に従って治療を続けていれば後遺症が残らなかった」とされ、後遺障害認定で不利になってしまいます。

後遺症認定を受けるには定期的な病院受診が必要なので通院は継続しましょう。

ふくい院長

ふくい整骨院・整体院ではお医者様と連携し、治療を進めていくのでご安心ください!

また、後遺障害認定を受けるには、基本的に6か月以上継続して治療を受けている必要があります。治療費打ち切りにともなって6か月未満で治療をやめてしまうと、後遺障害認定を受けられる可能性は限りなく低くなるのです。

交通事故治療が打ち切られる原因3選

次に交通事故治療が打ち切られてしまう理由3選をご紹介します。

治療が打ち切られてしまう理由3つ
  • 保険会社が定める平均治療期間を超えた
  • 病院への通院がない
  • 過剰通院

❶保険会社が定める平均治療期間を超えた

保険会社が治療費を打ち切る原因として多いのは、症状ごとの平均的な治療期間を超えたことでしょう。

症状ごとの平均的な治療期間の目安は、以下のとおりです。

  • 打撲:1か月
  • むちうち:3か月
  • 骨折:6か月

基本的に、保険会社が治療費打ち切りを打診してくるのは支払う金額を抑えるためです。治療期間が長くなるほど、保険会社が支払う金額は大きくなります。治療が長引きそうなケースでも平均的な期間で治療を終えてもらえば、保険会社は支払う金額を減らせるのです。

むちうちの場合、平均的な治療期間を超えたことによる治療費の打ち切りにはとくに気を付けるべきでしょう。先述のとおり、後遺障害認定を受けるためには6か月以上の入通院期間が必要です。

むちうちでは治療開始から3か月程度で治療費打ち切りの打診をされることが多いので、安易に受け入れて治療をやめると後遺障害認定を受けられなくなります

❷病院への通院がない

交通事故の治療を整骨院で行う場合は、お医者様の診断が必要になります。

なので治療を打ち切られる原因の一つとして「整形外科への定期的な受診がない」ことが挙げられます。

整形外科に定期的に通院し、怪我の状況や痛みの度合いを伝えておくことで打ち切りの打診があった場合の交渉材料となります。

中には整形外科受診は「時間がかかるから行きたくない」という方もいらっしゃいますが、自分の体のためにも受診しましょう。

ふくい院長

整形外科受診を怠ると、適切な治療を受けられなくなるのでしっかり受診しましょう!

❸過剰通院

過剰通院により保険会社に治療を打ち切られる理由は、以下の通りです。

過剰な治療費用や必要のない治療を受け続けることで、保険会社が負担すべき範囲を超える治療費用が発生した場合治療を打ち切る可能性があります。

また、長期間の治療を受けても治療効果が見込めず、症状が改善しない場合に保険会社は過剰通院と判断し、治療を打ち切ることがあります。

さらに、自己判断で通院を続けることや医師の診断との乖離がある場合、保険会社が介入し、治療を打ち切る可能性があります。過剰通院による保険金支払いの停止や長期間の支払いも、治療打ち切りの要因となります。

ふくい院長

自己判断せず、お医者様の意見を聞きながら治療をしましょう。

適切な治療を受けるためには、お医者様の診断に基づいた治療計画を遵守し、適切なタイミングで治療を終了することが重要です。

治療を打ち切られた時の対処法2選

❶お医者様の意見をもらい交渉する

まだ治療を続ける必要があるにも関わらず治療費の打ち切りを打診されたら、まずは保険会社に対し治療期間を延長してもらうよう交渉しましょう。

治療が打ち切られた理由や継続治療の必要性を医師に相談し、再度診断を受けることで、適切な治療計画を立てることが重要です。

もし、治療を終える時期の目途が立っているなら、意見書に今後必要な治療期間を記載してもらってもよいでしょう。

ふくい院長

治療の終わりをはっきりさせることが出来れば治療継続を認めてくれる場合もあります。

❷弁護士に相談し法的アドバイスを受けて交渉する

保険会社との交渉や訴訟の可能性がある場合、弁護士や法律事務所に相談し、自身の権利を守るための適切な対処法を検討することが重要です。

ふくい院長

交通事故治療に詳しい専門家に相談し、交渉することで適切な治療を受けることができる可能性が高まります。

ふくい整骨院・整体院では提携している弁護士先生がいますのでお困りの際はご連絡ください!

提携弁護士事務所→渋谷アクア法律事務所

まとめ

いかがでしょうか?

交通事故治療が打ち切られた場合、医師の意見を尊重し、保険会社との交渉や法的アドバイスを受けることが重要です。適切な治療を受けるためには自己判断を避け、専門家に相談しましょう!

ふくい整骨院・整体院には交通事故で通院されている方が多数いらっしゃいます。

お困りの際にはお気軽にご相談ください。

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